『水車小屋のある教会』

食糧問題で思い出したオー・ヘンリーの『水車小屋のある教会』を、また読んでみました。

『世の人々を困窮におとしいれるような災害―火事、洪水、大旋風、ストライキ、あるいは飢饉
など―がどこで起きようとも、ただちに「アグレイア」がそのただの値段で、山のように託送
されるのであった。』

文中の「アグレイア」とは、製粉工場主となった主人公のいなくなった娘の名前で、最高の

小麦粉にその名がつけられました。昔、彼が住んでいた村は、貧しくて教会を建てる力が

なかったので、富を得た彼は水車小屋を教会に改造しました。その村に凶作があったときは

「アグレイア」を「元水車小屋教会」に貯蔵し、礼拝にでた人はそれぞれ一袋ずつ持って

帰っていいとしました。苦境の中でも、ひたむきに生きる人々の姿に励まされ、ハッピーエンドの

結末にホッとします。


ところで、翻訳本は、慣れるまでに時間がかかります。普段の生活で聞いたこともない言葉が

使われていたりします。たとえば、「安い費用で翠巒の気を求める客」などと訳されていて、

それって何の気ですかと聞きたくなります。試しに原文を見ると

「 the accommodation of visitors who desire the mountain air at inexpensive rates. 」

ちなみに「翠巒」を漢和辞典で調べたら、青々とした山の峰とありました。

また神父なのに「いかにも牧師らしく」とかあって、どっちなのよって思います。

「じゃぁ、おまえが訳してみろ」と言われたらできないし、原文もスラスラ読めません。

翻訳者の方々のご苦労があって、海外の本も読めるのですから、本当にありがたいことです。

特に聖書の翻訳は、ご苦労が多いでしょう。神のみこころにかなう本を翻訳される方々に

祝福がありますように祈ります。


新改訳第三版を使うマラナサ・グレイス・フェローシップ
MGF http://www.mgf-jc.com/

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